雷神バンクに稲妻が走った。宇都宮競輪GⅢ「レジェンド神山雄一郎カップ」は2日の12Rで決勝戦。吉田拓矢が先行、真杉匠が番手捲りで茨栃大団円かと思ったところを、寺崎浩平(32=福井・117期)が大外一閃(いっせん)。うれしいGⅢ初制覇を決めた。

レースはややけん制の後、南が前を取り寺崎―三谷―南―吉田―真杉―神山―西田―渡部―嶋津で周回する。青板B手前から寺崎が誘導と車間を空けて、西田が上昇。その上を関東勢が出て先行態勢を築いた。西田が嶋津をどかして4番手を確保。最終B手前から西田が捲るも不発に終わる。2センターから真杉が番手からタテに踏むも、寺崎が大外一気にのみ込んだ。
「ようやく(GⅢ)優勝できたという感じ。踏み合いになるだろうと思って、しっかり力を出し切ろうと思った。力で乗り越えられるような感覚はあった」
レース後は笑顔がこぼれた。次は地元地区の大一番。GⅠ高松宮記念杯(16~21日、岸和田)が控える。
「いい流れをつくれたし、この流れを崩さないようにしたい。長い距離も踏めたし、手応えとしても凄くいいものがあった。明日から練習して高松宮記念杯に備えます」
2つ目の初タイトルへ、まさに強烈な〝弾み捲りV〟だった。
◇寺崎 浩平(てらさき・こうへい)1994年(平6)1月4日生まれ、福井県福井市出身の32歳。法大卒。20年1月117期の早期卒業生としてプロデビュー。通算成績は377戦127勝。主な優勝は第68回オールスター(25年)。1㍍72、78㌔。血液型O。
◆次走 優勝した寺崎浩平と2着の真杉匠は岸和田GⅠ高松宮記念杯(16~21日)、3着の三谷竜生は伊東F1(7~9日)。


